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はあはあひいひいかいわれ

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滝物語り(下)

滝物語(下)

タケオの目に映る、男女のカップルは何かぎこちなく見えた。

タケオが見た感じでは言葉が通じないという状況でコミュニケーションを取ろうとしている様であった。

だが言葉が通じないならこれほどに親密になれるのであろうか。言葉が通じない割には親密すぎる。

それはまるで今さっき言葉が通じなくなってしまった様に思える。

お互いに別れを惜しむように悲しそうな顔をしていた。

そんな彼らだったがなぜだか急にコミュニケーションが取れるようになったように見えた。

少しの会話がされ、時間がたった。

男女のカップルは横に並びたわいもない会話をしていた様だが、急に女性ははタケオの居る建物に向かって走り出した。

この女性の行動はタケオにも予想出来なかったのだが、このままでは見つかってしまうと思い

あらたに隠れる場所を探た、タケオの目にあった傘らしき物を手にとり、家具と家具の間にある狭い空間を見つけ、

タケオはとっさにその空間に飛び込むようにして挟まり、手に持っていた傘らしきものを広げ自分の体覆い隠し息を潜めた。

女性はタケオの居る部屋に入ってきたがタケオの存在には気づいてはいないようであった。

女性が走り出しその場から立ち去ったことに驚き追いかけて来た男性も部屋に入って来たことでタケオの興奮は絶頂を迎えた。

タケオ自体この状況で自分の存在が気づかれるかもしてないと言う緊張感に押しつぶされそうではあった。がこのミッション最大のポイント、会話の内容を把握するという使命を果たす為に自分を保った。

カップルはタケオの耳に会話の内容が入っていくとも知らずに、会話を再開した。

だがここでタケオに任務失敗と言わせてしまうことになる致命的ことが起こった。

それはお互いが話す言語が別々でその両方の言語がタケオには理解することが出来なかったのである。

タケオはついさっき、自分でカップルは言葉が通じない様だ。と言っていたにもかかわらず興奮のあまり自分の言ったことすら忘れていたのであった。

そんなタケオの完全敗北はよそにカップルの会話は進んだ。

女性は男性の顔を見てまた悲しそうな顔をして男性に何かを言った。

男性もその言葉を聞いて急に悲しそうな顔をした。

そして、女性は男性に何かを尋ねたようだ。男性がその問いに返事をしようとしたした瞬間、女性の姿は既に消えていた。

男性もこの場所にとどまる事は出来ないのだろうか、男性の体もその場所から消えていく、消えていく。

カップルはタケオの目の前から跡形も無く姿を消したのだった。

タケオは家具と家具の隙間から出て一言、言った。

「悲しそうだったぬ」

同情でもしたのかわからないがタケオが言ってもかっこよくない捨て台詞を吐いたとたん

タケオの体もこの違和感の漂う空間からゆっくり消えて行くのであった。

「まぁこんな感じの夢だったんだよね。オナニーネタにすらなりゃしねぇよ。」

タケオは夢の内容を思い出しきったとたんにオナニーと言い出す。余りにも夢と関係のない単語だ。

「さーてと学校に行くか」

こうしてナカスタケオのいつもと変わらぬ一日が始まった。

滝物語 たきのアンブレラ 終わり


 

 

 


 

 

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